外壁塗装と屋根の確認のご依頼でご訪問
きっかけは外壁塗装の見積もりでのご訪問です。
お客様から「たまに屋根から破片みたいなものが落ちてきている」とのことから
屋根に上って確認することにしました。
見てみると
複数個所でスレート屋根が欠けており一部で二次防水となるルーフィングが見えている状況です。
築年数が15年ということでちょうど屋根材にアスベスト材が含まれなくなった時期の屋根材ですが、明らかに劣
化ではなく風害を受けているためにお客様にご説明の上、火災保険の申請を行いました。
今回申請では、鑑定人は参上せずに当社の報告書写真の確認で被災の認定がされました。
今回は、外壁塗装も目的だったために屋根をカバー工法で葺き替えて外壁部分は塗装することになりました。
このように、火災保険工事に合わせて他の工事を行うことで足場代など様々な部分で費用削減ができることで
驚くほど自己負担額が削減できる場合もあります。
屋根の葺き替え工事 （カバー工法）
まずは屋根のカバー工法を行います。
屋根のカバー工法は既存屋根の上に、新しくガルバリウム鋼板の屋根材に葺き替える工事です。
非常に軽い屋根材であることが特徴で最近では多く葺き替え工事で採用されている工法です。
メリットは、既存屋根を解体しないことで処分費が不要なこと、解体しないので工賃が葺き替えよりも安いこと
等があげられます。特に2004年以前のスレート屋根にはアスベストが含有されており処分費は年々高くなる傾向
にあります。
まずは下の画像のように金物（棟板金）と板金の中にある抜き板を撤去していきます。
撤去した後にルーフィングシート（二次防水シート）を施工します。
ある意味屋根材そのものよりも重要な部分でしっかりとしたルーフィングを採用することが大切です。
ルーフィングを施工した後に軒先から丁寧に屋根材を施工して最後に金物（棟板金）を施工して完了となりま
す。今回使用した屋根材はIG工業のスーパーガルテクトという商品です。断熱材が使用されており信頼性の高い
人気商品といえます。
外壁塗装工事を行います。
まずは高圧洗浄から行います。
今回はサイディングのお宅ですのでコーキングのうち替えを行います。
しっかりとコーキングを撤去した後にプライマーを塗布しコーキングを打ち込みます。
今回のコーキングはオートンイクシードを打ち込みます。
通常のコーキング材よりも耐久性が長いコーキング材です。
30年以上などという方もおりますが、新築条件下ではない状態ですので当社では15年～20年程度とお伝えしてい
ます。今回の塗装は日本ペイントのパーフェクトトップを使用します。こちらの耐用年数は約12年～15年程度と
いわれておりますので、バランスが取れていると考えます。
コーキング打ち込み後に下塗りを行います。
その後、外壁の中塗り、上塗りを行っていきます。
付帯部分（軒天、破風、ベランダ防水）も行っていきます。
塗装業務は当社専属の塗装技能士の小玉が担当しております。
今回は屋根工事と外壁塗装以外に破風部分の補修工事がありました。
新築当初から破風の隙間から雨水が、外サイディング内部に、侵入しており内部の木材が腐食していました。
破風内部の木材の交換と壁側に雨が侵入しないように施工して完了となりました。
