地震保険と火災保険の有効活用
地震保険及び火災保険の時効は3年です。
例えば目に見えて地震によって損壊した場合などは、地震保険を活用しようと思うものですが、意外と知られていないのが地震保険による一部損壊です。建物構造によって地震保険の損害箇所として認められる箇所は微妙に異なるのですが、今回の場合は、
のようなクロス部分に発生したひび割れに関しての地震保険申請を行いました。
本来は、👆のような基礎クラックも認められるのですが、今回は1F店舗物件であり申請対象外となりました。
火災保険の申請も行いました。
お客様より一昨年の台風被害による損害箇所をご説明いただき下記画像部分も申請を行いました。
これは水道管のカバーが強風で剥がれてしまったとのことです。
(画像はカバーの残骸を撤去後の画像です。)
鑑定人との立ち合い
当社では鑑定人が来られる場合は、必ず同行しておりますのでご安心ください。
今回は4地震保険、火災保険の両方で認められました。
外壁塗装予定でしたので足場代については保険で賄えます。
また地震保険分で塗装工事費用をまかぬことができました。
保険認定後の工事開始
認定後、火災保険申請部分の工事と外壁、屋根の塗装工事、防水工事を行います。
まずは火災保険申請部分を、外壁塗装の養生前に施工します。
足場設置~ALCコーキング増し打ち~養生
足場設置
折半屋根塗装 高圧洗浄~ケレン~錆止め塗装~中塗り~上塗り
ALCコーキング 増し打ち
高圧洗浄~養生~ひび割れ補修~コーキング作業~乾燥期間~下塗り~中塗り~上塗り
付帯部塗装(雨樋、雨戸、換気扇など)~仕上げ
※今回、雨戸はローラーを使用しました。
ベランダ防水工事
下地調整~通期緩衝工法
今回は雨漏れがあったベランダですので通期緩衝工法を施工しました。
以上で工事終了です。
今回は総費用に対しての自己負担は約2割でした。
場合によっては自己負担0円ということも珍しくはありません。
意外と知られていませんが、保険修理箇所と同時に外壁塗装などをすることで大幅な費用負担を軽減することが可能です。
※最近、火災保険で給付金がおりる などといった広告を見かけますが・・
基本的に調査しか行っていない会社、知識がない担当者、県外の会社、成功報酬を謳い手数料の高い会社、飛び込み訪問
はお勧めできません。
基本的に成功報酬制を謳って認定された金額の40%や50%って高すぎませんか?
実際に災害を受けた部分に関しては、工事をしっかり行うべきだと思っています。何故かというと
※申請箇所の工事を行わなかった場合には当該箇所は、今後自然災害にあっても認められない からです。
当社の場合では、認定されたお客様の90%以上の方が工事を行っています。工事費用のほかに臨時費用見舞金などがありますで、追加工事がない限り保険金額の何割かは余剰金として残ることがほとんどです。
火災保険申請に関する当社が確認した悪徳会社の詐欺行為
・飛び込み訪問で保険がおり工事を行ったが、ずさんな工事だった。(他ページで紹介)
・当社が見積確認した時は、壊れていなかった屋根が割られていた。(屋根に上ってわざと壊す)
等のトラブルを確認しています。
火災保険を活用する場合は、なるべく地元の会社に業者さんといいたいのですが、意外と保険知識がない会社がほとんどです。
当社は埼玉になりますが、県外にも低コストリフォーム研究会の支部がありますのでご相談にいただければご紹介も可能ですし
ご相談いただければアドバイスも可能ですので遠慮なくご相談ください。